VLOOKUP関数は、表を縦方向に検索し、特定のデータに対応する値を取り出すExcel関数です。例えば、商品IDから商品の単価を取り出したり、顧客名から住所を取り出したりなど、よく行う処理がVLOOKUP関数で解決出来ます。
しかし、取得したい値のある列が検索範囲より左側になっている場合、VLOOKUP関数で処理出来ません。今回はVLOOKUP関数で値を取り出す事が出来ない時の、改善策を解説します。
VLOOKUPが使用出来ない
取得したい値のある列が検索範囲より左側になっている場合、VLOOKUP関数で処理出来ません。
INDEX関数とMATCH関数の組み合わせ
INDEX+MATCH関数とは、指定の範囲内で条件値を検索し、該当した行の指定した列の値を返すことができる関数の組み合わせです。「条件に合うデータの任意の値を抜き出す」ことができます。
論理式【=INDEX(参照範囲,MATCH(検索値,検索範囲,0))】
INDEX関数とMATCH関数を組み合わせることでVLOOKUP関数と似た動きになります。
INDEX関数とMATCH関数を組み合わせると、データを検索して抽出出来ます。NDEX関数の行を指定して、MATCH関数を用いて、目的のデータが表の行または列の何番目に位置するのか、検索して数値として取得する事が出来ます。
XLOOKUP関数
新関数「XLOOKUP」は 2020年1月30日からOffice 365ユーザー向けに配信されており、強化された機能で「VLOOKUP関数の後継」として注目を集めている関数です。
XLOOKUP(検索値,検索範囲,戻り範囲,見つからない場合,一致モード,検索モード)
検索をかける範囲と参照する範囲を別々に選択でき、左右の縛りは無くなります。
何列目かを数える必要もなくなったり、検索値が見つからないときに返す値を指定できたりと、様々な点でVLOOKUP関数より利便性が高い関数です。
この機会にXLOOUP関数を使ってみてはいかがでしょうか?
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