
スピルとは、ある1つのセルに数式を入れるだけで、複数のセルに計算結果を表示させることができる機能だよ
スピルは、いわゆる「行と列で表現された表」を作るときに使うと、とても便利です。
ほとんどの場合、複合参照を使わないでも、「行と列で表現された表」が作れるようになります。
通常、単一のセルや値を入れるべき場所に「セル範囲」を指定することで数式が、その「セル範囲」の広さだけ、勝手に展開(=スピル)されます。
詳細動画
スピル機能の概要

=セルの範囲を指定します。

この様になります。

この黄色のセル F3は、動的配列数式といいます。

結果 (緑のセル) をゴーストといいます。
スピル領域 (緑のセル) のゴーストは編集できません。数式を編集するときには、動的配列数式つまり最初に作った親分を修正します。


ゴーストのセルを直接編集してしまうと、動的配列数式の入っているセルに「#SPILL!」というエラーが表示されます。


この3を消したらどうなるでしょうか?

元に戻ります。
スピル機能には絶対参照・相対参照はいらない

この様な表があります。
消費税率を固定(絶対参照)しないで、スピル機能を使ってみます。

この様に数式を入力します。そしてエンターキーを押します。

この様に一発でマトリックス表が完成します。
UNIQUE関数で重複しない値を取り出す

この様な表があります。

この列に項目を抽出したいと思います。

この様に関数を入力してください。そしてエンターキーを押します。

この様に重複しない値を取り出す事が出来ました。
SUMIFS関数を使ったマトリックス集計にも「スピル」が便利
日付ごとに金額を集計します。
従来の数式だと、複合参照を使わないといけないのですが、スピルを使うと、直感的な数式で計算できます。


複合参照を使わずこの様に数式を入力します。そしてエンターキーを押します。
※具体的には動画で参照してください。

するとこの様に金額が集計されました。
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