エクセルを操作していると必ず壁にぶち当たる「絶対参照」と「相対参照」。イメージはうっすら把握できるんだけど、こういう時はこれという確信がイマイチ持てない…そんなエクセルを完全攻略しましょう。
相対参照
まずは、相対参照から見て行きます。
上記の様な、日付別の来場者数・チケットの金額が有ります。売上を出したい時は、
答えを求めたい所をクリックして、数式バーで、来場者をクリック、アスタリスクを入れて、チケットをクリックします。
エンターキーを押すと、売上の金額が算出されます。
出来上がった、セルを【Control+C】【Control+V】で貼り付けます。
すると、上記の様に日付別売上の金額が算出されます。
では、この金額のセルをアクティブセルにして、キーボードの【F2】キーを押して確認すると
1日、2日、3日と、横のセルを参照してます。【ESC】キーでもとに戻ります。
(2つ左のセル)×(1つ左のセル)という位置関係の計算。これをずーっと下までコピーしているので、どこへいっても(2つ左のセル)×(1つ左のセル)の結果が出てきます。
この位置関係を保持した参照を、相対参照と言います。
絶対参照
絶対参照をみていきます。
上記の表は、チケットの売り上げを算出する表です。
来場者の人数から、チケット料金をかけて、売上を算出する数式になります。
フィルハンドルで↓ドラックすると、売上が算出できません。
数式を見てみます。Excelがコピーした計算式は?
(1つ左のセル)×(二つ右のセル)になっています。
これでは、チェっと料からずれた部分で計算をしてしまっています。
チケット料だけは位置が変わってほしくない。
ずっと固定して計算してもらいたい。
それが絶対参照です。
式をコピーする必要がなければ絶対参照も必要ないと
時々考え過ぎる方もいらしゃいますが、コピーしてみて「おかしい?」と気づけば
こそで式を治せばOKです。
絶対参照はどうやって設定するの?
絶対参照は、固定したいセルに「$」ドルマークをつければよいです。
固定したい【F3】に$をつけると【$F$3】となります。
これで、F列の3行目を固定してくれます。
$はキーボードの$マークを打たなくてもショートカットがあります。
一番上に並んでいるファンクションキーの≪F4≫。
この様に$マークがつきます。
オートフィルで下までコピーします。
今度は、来場者×チェっと料で計算されています。
≪F4≫は絶対参照だけじゃない、便利なショートカット!
1回押すと「絶対参照」で完全固定。
もう1回押すと「複合参照」で行のみ固定。
更に押すと「複合参照」で列のみ固定。
またまた押すと「相対参照」に戻ってくる。
通り越してしまったらまた≪F4≫を押したら大丈夫です。
複合参照ってどんな時に使う?
相対参照と絶対参照が混じった参照方式です。
行か列かのどちらかが絶対参照になる2通りがあります。
言葉だけではわかりづらいので、実際のExcelを使って説明します。
この様な、単価×数量が有ります。250×15のセルをかけます。
残りのセルにも数式をコピーすることができました。
もう、先程から気付いてはいたけれども、どうやって見ても、計算結果がおかしいです!
なぜこんな風になってしまったのか、「相対参照」と「絶対参照」をマスターしている今なら、気づいた方もいらっしゃると思います。
数式を見てみるとこの様になっています。数式が相対参照になっていると、他の単価×数量計算が出来てないです。
この図解の様に、数式を入れると、他のセルもきちんとした、金額が割り出されます。
まとめ
今回は、『$(ドルマーク)』を使用した、『相対参照』、『絶対参照』、『複合参照』の3種類をご説明しました。この3つの参照の違いについて、ご説明しました。
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