Excelで、INDEX関数とMATCH関数は、両方を組み合わせると、VLOOKUP関数より、柔軟にデータ抽出することができます。
ここでは、INDEX関数とMATCH関数それぞれの使用方法、2つの関数を組み合わせ、データ抽出をする方法をご紹介します。
INDEX関数、MATCH関数の組み合わせ
INDEX関数の使い方
INDEX関数は「検索範囲」から「指定した行と列が交わる部分にあるデータ」を抽出する関数です。
INDEX関数の記述
=INDEX(配列,行番号,列番号)
INDEX関数の操作方法
この様な表があります。
INDEX関数を使って表からデータを抽出する具体的な手順をご紹介します。
PCパーツや周辺機器の表中から「C10」のセルにマイクの価格を抽出します。
①INDEX関数を挿入します。
②配列は、表のデータを全て選択します。
INDEX関数で行番号と列番号に関して行・列の番号を確認します。
データの範囲において、マイクの価格は「3行目」の「2列目」にあります。
「行=3」、「列=2」の2つの数値がINDEX関数では必要となります。
マイクの価格が分かります。
INDEX関数を入力したセルにマイクの金額データが抽出されます。
MATCH関数の使い方
Excel、のMATCH関数の機能、使い方について紹介をご紹介します。「検査値(指定した値)」と「検査範囲でデータと合致するもの」は「行か列の何番目にあるか」を求める関数です。
MATCH関数の記述
=MATCH(検査値,検査範囲,照合の種類)
MATCH関数の使用方法
MATCH関数を使って指定したデータの位置を求める具体的な手順
例として先ほどのリストから「マイク」文字が存在する「行番号」を求めます。
MATCH関数で行の番号が自動で抽出するところが、ポイントです。
INDEX関数で行の番号を指定箇所がありますが、行番号の指定がMATCH関数と連携すると自動で行えます。
INDEX関数、MATCH関数の組み合わせ
この様な【会員種別】一覧(左)と【マスター】(右)資料があります。
この【会員種別】リストをINDEX関数、MATCH関数で求めます。
INDEX関数を挿入して、マスターデータを選択します。見出しの列は含めても良いですが、今回は含めないでデータだけを選択します。
固定させたいので、絶対参照にしておきます。
行番号に、MATCH関数を挿入します。
検索値は、【会員番号】を選択します。
検索値は、マスターデータの会員番号を選択します。
ここでは、絶対参照にしておきます。
照合の種類は、完全一致なので、【0】を選んで タブキーを押します。
列番号は、マスターの3列目に氏名があるので、【3】と入力してエンターキーを押します。
すると、会員番号の【S017】は【山田 太郎】さんという事が分かります。
下にオートフィルすると、他の方の氏名も分かります。
まとめ
INDEX関数、MATCH関数は単体だと、使い勝手が良い関数ではないですが、
INDEX関数、MATCH関数と2つの関数を使用すると、該当したデータの抽出を行うことが出来ます。
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