Excelで社員名簿や会員名簿などを作成する際、「氏名」欄の隣に「フリガナ」欄を作成して、氏名のふりがなを表示させることはよくあります。この方法は、シートにデータを入力する際にふりがなの情報がExcelに記録されることを利用したテクニックです。TXT・CSVファイルをインポートした場合は、ふりがなの情報は記録されていないので、関数を使っても、ふりがなを表示することはできません。
今回は、[ふりがなの表示]ボタンやPHONETIC関数でふりがなを表示できない場合に使える裏ワザテクニックを紹介します。
ふりがなの一括出力
CSVファイルのインポート

①【A1】をアクティブセルにします。
②【データ】タブをクリックします。
③【テキストまたはCSVから】をクリックします。

会議出席者のCSVファイルをインポートします。
会議出席者をクリックして、インポートをクリックします。

会議出席者のCSVファイルが開きますので【データの変換】をクリックします。

Powerクエリー画面が開きますので、閉じて読み込む▼から閉じて次に読み込むをクリックします。

【データのインポート】ダイアルログが出てきます。
【既存のワークシート】をクリックしてOKボタンを押します。

CSVファイルがインポートされます。
【ホーム】タブから【ふりがな】の表示

【ホーム】タブからフリガナの表示をクリックしてもフリガナが表示されません。

PHONETIC関数を使ってもここではフリガナを表示する事が出来ません。
「イミディエイトウィンドウ」を使用
そこで【イミディエイトウィンドウ】を使用します。

【開発】タブをクリックします。

【開発】タブが無い方はリボンの空いている所で右クリックして【リボンのユーザ設定】をクリックします。

【Excelのオプション】ダイアルログが出てきます。
【リボンのユーザ設定】から【開発】タブにチェックを入れてOKボタンを押すと、開発タブがExcel画面に出てきます。

氏名の箇所をドラックして
【開発】タブから【Bisual Basic】をクリックします。

Microsoft Visual Basic for Applicationsと言う画面が開きますのでここでは イミディエイトウィンドウを使用します。

イミディエイトウィンドウがない方は、【表示】タブからイミディエイトウィンドウをクリックします。

イミディエイトウィンドウに【Selection.SetPhonetic】と入力して【キーボード】のエンターキーを押します。

【ファイル】タブから
【終了してExcel画面へ戻る】をクリックします。

【ホーム】タブからフリガナを押すと上記の様にフリガナが入力されます。
まとめ
今回は、[ふりがなの表示]ボタンやPHONETIC関数でふりがなを表示できない場合に使える裏ワザをご紹介しました。
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