沢山のデータから、条件にあてはまるデータを抽出したい時、皆さんはどの様な抽出方法をしていますか?ここでは、抽出方法に便利な、FILTER関数をご紹介します。
尚、Excel 2016 ・Excel 2019 等、買い切りタイプの Excel にはこの関数は搭載されていないのでご注意をしてください。
FILTER関数はスピルで登場した新しい関数です。
スピルに関しては下記の記事をご覧ください。
FILTER関数
FILTER関数の書式
FILTER関数使用例
使い道の広い関数です。配列を意識して使いこなすと、とても便利です。
この様なSampleの表を使っていきます。
文字列でフィルターをかける
“東京都”でフィルターをかけます。
【=FILTER(配列)】を選択します。
抽出条件を選択します。この場合、表の中の東京都の入っている列を選択します。
東京都のリストを選択したいので、【=”東京都”】と入力します。東京都は文字列なのでダブルコーテーションでくくります。【エンターキー】を押します。
東京都のデータを抽出する事が出来ます。
これは、「含む」に指定した条件に合致するデータを抽出することが出来ます。
同じように上記の様に女だけを抽出する事も出来ます。
これはオートフィルターで女を抽出すると同じ結果になります。
複数条件のフィルター
AND条件
表全体から、男で大阪府を抽出します。
=FILTER(A2:E51,(B2:B51=”男”)*(E2:E51=”大阪府”))と数式バーに入力します。
すると、大阪府の男が抽出されます。
AND条件は、*(アスタリスク)演算子を使います。AND関数は使えないので気をつけてください。
OR条件
表全体から、男又は、大阪府を抽出します。
=FILTER(A2:E51,(B2:B51=”男”)+(E2:E51=”大阪府”))と数式バーに入力します。
OR条件は、+演算子を使います。ここでもOR関数は使用しません。
数値でフィルターをかける
数値でもフィルターをかける事が出来ます。
表の中で、40歳以上を調べます。
上記の関数で40歳以上を調べる事も出来ます。
表をテーブルにする
表をテーブルにすると、データが増減する際は表をテーブルにしておくと便利です。
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